23.タマの毛布

タマの世界征服

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	23.タマの毛布
	朝と夜の温度差は猫にとって嫌なものだ。昼間は日の当たる暖かい縁側でゴロゴロできる。しかし、夜は暖かいところを探して家の中をウロウロ… 「ママ、寒くなってきたからタマに何か掛けてあげたいんだけど…」 「そうね～。押し入れの奥に使わなくなった毛布があるからタマにあげていいわよ。」 タエちゃんは、押し入れから毛布を引っ張りだしてきた。 「タマ、この毛布あげるわよ～。」 キョロキョロとタマをさがした。 「あ～っ、隣の押し入れの中にいる。ここは来客用の布団を直すとこだから、ママに見つかると怒られるわよ。」 「ニャァ～」 知らないにゃ、タマには関係ないと思った。 「この毛布に寝てみて！」 猫サイズにたたまれた毛布が目の前に置かれた。タマはゆっくりと座ってみた。思わず毛布を前脚で踏み踏み…踏み踏み…きもちいい。 「気に入ったのかな？」 タエちゃんはタマの顔を覗き込んだ。ふわふわの毛布にタマも喜んでいる様子。 「ニャァ～」 きもちいいにゃ。転がってみた。ふわふわ暖かい。タマは気に入ってしまった。 「よかった。これで寒さも大丈夫ね。何処に置こうかしら。」 タエちゃんは辺りを見回した。とりあえず縁側の日の当たる場所に置いた。日があたり更に毛布がフカフカになる。 にゃ～、ゴロゴロ…ゴロゴロ…毛布の上でゴロゴロ。 「ニャァ～」 タマは最高に気分が良くなった。 ※猫は寒がりなのでしょうか？猫はコタツで丸くなると聞きますよね～確かに元々、猫の先祖はエジプトの砂漠地帯なので寒さは不得意なようです。猫は、寒さ暑さを我慢する動物では無いので、自ら暑ければ涼しいところ、寒ければ暖かいところを探し対処できます。飼い主が家にいる時は暖房器具があれば寄ってきますし、暖房器具が無くても、毛布など温まれる物を与えておけばもぐったりして自分で何とか出来るのです。 もし震えているようであれば体温の低下や衰弱など、体調の異常も考えられますので、動物病院に相談してみましょう。

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